キハ８１系 特急型気動車

はつかり用として昭和３５年に製造された特急用ディーゼルカー。

この年にの１０月にアジア鉄道首脳者懇談会が日本で開かれることになっていました。この関係者に日本の技術を誇るべく、急いで完成させたという裏話も残されています。エンジンはDMH１７Hが採用されましたが、このエンジンは以降の気動車にも多く採用されています。

昭和３５年１２月１０日より、上野～青森の特急はつかりに充当されますが、初期故障が多く発生してしまいます。

ボンネット型の先頭車が独特の形状で、ブルドックの愛称がつけられました。

非貫通の前面では、分割・併合に不便なこともあり、昭和３６年には貫通路を持った、改良型のキハ８２が登場します。

その後、キハ８１・キハ８２の８０系気動車は、北海道から九州まで、全国に特急網を整備するのに大きな役割を果たしました。

キハ８１は６両が製造され、晩年は紀勢本線の特急くろしおに充当されましたが、昭和５３年１０月のダイヤ改正で引退。

翌５４年には廃車となり、形式消滅します。

私は、このキハ８１に最晩年に１度だけ乗車したことがありますが、夏の暑い中冷房装置が故障して、大変な思いをした記憶があります。

写真のキハ８１は、大阪の交通科学館に保存されているものです。

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【Ｎゲージ】キハ８１系７両セット	【Ｎゲージ】キハ８２系